粉末トナーの性質の違いによる印刷品質

レーザープリンターは低価格化が進み、オフィスのみならず家庭内においても使用される頻度が高まってきました。インクジェットプリンターに比べて高価なイメージがあるレーザープリンターですが、最近ではカートリッジも低価格なものが開発され、インクに比べて一枚当たりのコストも低価格に抑えることができます。カラー化が定着したレーザープリンターは小規模オフィスをはじめ家庭内においても使用頻度が上がってきた半面、オフィス向けの高機能向けモデルと比較すると性能面で劣ることは否めません。印刷品質やカートリッジの成分や構造など、低価格で供給できる理由は様々です。機種による違いやメーカー間の差を認識することは、機種選びの重要なポイントになります。高価だから高機能、機能が悪いから安いという認識ではなく、印刷品質に影響を与える機能を理解することは、プリンター選びの参考になります。

印刷品質の違いによる粒子の定着率

トナーの性質を知ることは、プリンターの印刷品質を理解することに非常に役立ちます。複合機を含むレーザー方式の印刷機は静電気により粉末を用紙に熱転写します。カートリッジの性能が良ければ粉末の定着は安定していてきれいな印刷ができます。粒子は小さいほど定着率も高く、粒子も平均的に並ぶことで密度の濃い印刷品質を得ることができます。高価なカートリッジは感光体や駆動部分などにも違いは見られますが、強い定着率を持つカートリッジは流動の小さな粉末を使用しています。粗い粒子は定着にむらがあり、通常の文字では違いが分かりませんが、塗りつぶした部分などで違いが露骨に表れます。粗い粒子の粉末を使用したプリンターはカラー印刷において、さらにその違いが顕著に表れます。

印字速度と含有成分の違いによる影響

トナーの性質には印刷速度に影響する溶剤の含有量が影響します。含まれる成分はカートリッジにより違いがありますが、印字速度の違いで系統の違う樹脂が選択されます。カートリッジが容易にリサイクルによる再充填を難しくするために、粉末も容易には再生できない方式が採用されています。高い帯電を持つカートリッジは同時に紙詰まりなどのトラブルが多発することが考えられ、リサイクルで再充填された粉末に多く発生する場合があります。プリントの高速化は業務効率に直結しますが、印字速度が速いからといってトラブルが発生しては本末転倒になります。レーザー方式のプリンターに採用されるカートリッジは感光体を含む機械的な部分と、粒度の小さい安定した定着が望めるトナーの使用で、最良の印刷品質が期待できます。
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